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「広報はじめたい」色々なニュースリリースを見てみよう
ニュースリリースがどんなものか、知っていますか?経験を積んだ広報パーソンでも、他社のニュースリリースから学べることは無限大です。広報初心者の方は、ぜひ日頃からニュースリリースを意識してチェックすることをおすすめします。まずは、「知りたい分野のキーワード+リリース」でWEB検索して、色々なニュースリリースを見ることからはじめましょう。
「広報はじめたい!」記事一覧
・目的を決める
・ネタ探し、どうする?(自社の強みを知る)
・採用広報が、今こそ大切な理由
・いろんなニュースリリースを見てみよう ←今回
ニュースリリースとは?
ニュースリリースは「広報活動の一手段として、企業が自社の情報をマスコミ関係に配布する印刷物や写真(コトバンクより)」のこと。その名の通り、未発表情報や最新情報を”ニュース”として公式に発信するための文書です。実際に、ニュースリリースのテーマを選ぶときには、過去ではなく未来の活動についての情報であること、WEBサイトなどでまだ掲載されていないことなどにも注意が必要です。
WEBでの情報発信が主流になった現在では、自社サイトやSNS、リリース配信サービスなどを活用し、マスコミ発信と同時に、広く一般にもニュースリリースを公開をすることが多くなりました。上記の”マスコミ関係に配布する印刷物”という定義も、そろそろアップデートした方が良さそうな状況ではありますね。
ニュースリリースはどんな種類がある?
ニュースリリースには多くの種類があります。リリース配信サービス「@Press」によると、主なカテゴリーは以下の通りです。このほか、最近は、SDGsへの取り組み、社会貢献活動のニュースリリースも目立ちます。日々目にしている経済ニュースも、どれかに当てはまるはずです。
1 新商品/新サービスの発表
2 既存商品やサービスの拡充(リニューアルなど)
3 サービス改定/価格変更
4 イベントやキャンペーンの開催告知・開催報告
5 調査結果の発表(市場調査など)
6 業績の発表(利用企業○○社突破など)
7 他社との業務提携
8 会社合併、新会社設立
9 人事関連(社長交代など)
10 決算、株主関連の報告
広報支援する際、顧客企業から「自社には特別なニュースがない」といったお悩みを相談されることがよくあります。しかし、上記のカテゴリーを見ても分かる通り、視点を変えれば、ビジネスで発生する動きは、大小の差はあれど全てニュースです。「当たり前すぎて、わざわざ言うほどでもない」という”自社の常識”で判断せずに、気になる他社がどんなニュースリリースを発信しているかなどを参考にしながら、発信すべきニュースのタネを、ぜひ探してみてください。
ニュースの”源”としてのニュースリリース
ニュースリリースを効率的に探すには、いくつかの切り口があります。私がよくやっているのは、以下の3つ。
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「知りたい分野のキーワード+リリース」で検索して色々なリリースを見る
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気になる他社のリリースを時系列に見る
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PR TIMESや@Pressなどリリース配信サイトで最近話題のリリースランキングを見る
さらに、もう一歩進んで、広報初心者の方にやっていただきたいのは、ニュースリリースを検索する時に「ニュース検索」も試してみることです。興味のある分野、企業が「どのようにニュースになっているか」を見ることができます。
ニュースリリースには、企業側の「このように伝えたい」という要素が詰め込まれているものです。しかし、企業が伝えたいことと、メディアが伝えたいことは大抵異なります。また、同じニュースでも、新聞系のニュースサイトと業界特化のWEBニュースサイトでは記事の内容が大きく違ったり、テレビなどの動画ニュースでは、ニュースになるタイミングが違ったりと色々な違いがあります。そのような違いが、メディアの傾向を知る大きなヒントになります。
ミライフ顧客事例:日本PCサービス ニュースリリース
ミライフの顧客企業の事例をご紹介します。日本PCサービス株式会社では、コロナ禍の最新ニーズを理解するため、2万人以上を対象に調査を実施、その結果をニュースリリースとして発表しました。ミライフも調査設計からニュースリリース作成まで伴走支援しました。
同社は、個人のお客さまだけでなく、企業・行政・教育などのパソコンやIT機器の設定・トラブル解決サービスを全国で展開、年間約14万件もの緊急駆けつけサポートに対応、63万人以上の会員に定額会費で様々なサポートを提供しています。
このニュースリリースでは、コロナ禍に、テレワークやオンライン授業、オンラインサービスが急速に普及した結果、家庭・オフィスなど場所を問わない丁寧なサポートが、ますます重要となっていることを広く発信しました。
リリースはこちら→「コロナ禍におけるデジタル機器の利用実態を調査!リモートワーク・オンライン授業のサポート体制の不足が明らかに」
このリリースをもとに、WEBサイト「マイナビニュース」に、記事が執筆・掲載されました。
マイナビニュースはこちら→リモートワーカーの8割超が職場のサポートに不満 「根本的な解決ができない」
この記事の見出しは、元のニュースリリースの見出しとは、かなり異なっていますね。ニュース読者が感じているであろう”職場への不満”にクローズアップした見出しになっています。その方が、マイナビニュース読者の興味を引くはずと、記者・編集部が判断したということです。
なんと、この記事は公開翌日の「マイナビニュース」人気記事ランキング1位(テレワーク カテゴリー)を獲得しました!多くの方に読んでいただき、ユーザーに寄り添ったサポートの必要性を伝えることができたことを嬉しく思っています。
ニュースの裏側に興味を持つと、広報が楽しくなる
他社がどんなニュースを発信しているのか、ニュースリリースをもとにメディアはどんなニュースを報じているかといったことは、いわば”ニュースの裏側”です。記事や取材につながるニュースリリースを発信するために、ニュースの裏側にも興味を持って、色々な作戦を考えてみてください。
広報やニュースリリースの戦略についても、ミライフへどうぞご相談ください。
ミライフは、独自の技術やサービスを持つ中小企業・スタートアップをマーケティングで支援します
ミライフは、広報・ブランディング・マーケティングの戦略策定から実行まで伴走支援するマーケティングの外部パートナーです。大阪・京都・兵庫を中心に全国のBtoB企業、中小企業、スタートアップの支援をしています。
マーケティング戦略や広報戦略、事業戦略などプラン段階から、広報のネタ探し、メディアアプローチ、取材対応などの実行支援まで、丁寧に柔軟にサポートします、ぜひお気軽にご相談ください。
無料カウンセリング(30分/月3社まで)も行っております。お気軽にお問合せください。