「モニター募集」は、ニュースになる?

最近ミライフで、新しくスタートアップのマーケティング広報支援を始めました。香り×AI×DXで『においのなんとなくをなくす』ことを目指す、株式会社レボーンです。

この会社は、独自開発の香りセンサとAIを活用し、世界中のにおいデータを蓄積した“においデータプラットフォーム”を構築を進めています。人の視覚や聴覚でとらえる情報は、今やカメラやマイクで収集し、映像や音として再現することができます。ところが、「におい」を感じる嗅覚は、印象や記憶につながる重要な五感ですが、まだ分からない点が多々あります。食品や化粧品、化学工場などでも、人の感覚や経験に依存しがちです。

「におい」の判別を客観的に行い、分析できれば、生産性や品質の向上につながります。レボーンでは、製品のにおいを測定可視化をするサービスを提供していますが、その利用者を増やしたいと広報活動をしています。しかし、製造現場の環境や課題は様々です。そこで、まずは現場で実証実験を行うモニターを募集することになりました。

 

「モニター募集」が、世にあふれる中で・・・

レボーンの製品担当部から、モニター募集をプレスリリースをしたいと相談を受けたとき、どう表現すればよいか悩みました。商品開発の情報を得たい、顧客を増やしたいと、企業がモニター募集を行うことはよくあります。Googleで「モニター募集」と検索したら、3900万件も情報が出てきます。個々の企業だけでなく、調査会社や、行政、団体などのモニター募集も見られます。これほど多い「モニター募集」、ニュースにするにはどうすればよいでしょうか。

何のため、誰へのメリット?

「におい」の判別には、様々な用途があります。過去にもレボーンには、様々な企業からの問い合わせが寄せられました。しかし、今回のモニター募集については、下記に絞った表現にしました。

  • 品質管理
  • 品質評価
  • 実証実験のモニター限定10社

画像も、慎重に選ぶ必要があります。プレスリリースでは画像が重要なので、「製造現場のにおい」をイメージさせるものを、がんばって探しました。

そもそも、「におい」を画像で伝えるのは難しいもの。画像サイトで、検索して出てくるものは、花や香水といった、美しい香りを表現したものばかりです。が、今回はあくまで「製造現場でのにおいの管理」を想起させるものに絞りました。

リリース後、早速ターゲット企業からの問合せが!

PR TIMES会社ホームページで、「においの可視化」で、品質管理・評価。実証実験のモニター10社募集 と、プレスリリース。何と、すぐに企業の製造担当から問い合わせがきました。誰もが知る大手食品会社や化学メーカーなどもあり、繋がりたい会社へのPRが実現したのです。地方の有力食品メーカーとは、新しい出会いとなり、広報の威力を感じました。

実はプレスリリースをした当日、人気のテレビ経済番組からも問い合わせがありました。最近、関西広報100研究会にゲストで参加される記者さんに聞いても、「プレスリリース配信メディアは見ていない」という回答がほとんどでしたので、驚きました。情報やネタを探している方はチェックしているので、やっぱり地道に配信すべきですね。

過去に取引や問合わせがあった企業にも連絡したところ、1カ月以内にモニター10社の申込は達成しました。ニーズや興味がある企業からの問合せなので、話も早く、製品や営業担当者もとても喜んでいます。個人ではなく、「企業の生産現場」でのモニターなので、必要な人にとっては、良いニュースになったようです。

 

B-to-Bならではのニュースの伝え方を

今回のプレスリリースは、誰に伝えたいものか、何をアクションしてもらいたいか、内容を絞ったから有効でした。「モニター募集」という、B-to-Cでよく使う手法、B-to-Bでも活用できて、表現次第ではニュースになるという例でした。

なお、モニターは追加も準備しているので、ご興味ある方はレボーン社にお問い合わせください。

 

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