展示会で最新動向を知る!「PR EXPO」レポート

最新の技術・サービスをリサーチすべく、2022年11月開催のバックオフィスの展示会「総務・人事・経理Week」に行ってきました。「PR EXPO」や「働き方改革EXPO」などの展示ブース、戦略的広報の特別講演などを目指し、いざインテックス大阪へ!

バックオフィスの展示会。その内容は?

展示会場は、全部で9つのブロックで構成されていました。

  1. 働き方改革
  2. HR(人事労務/教育/採用)
  3. 福利厚生
  4. 会計・財務
  5. 総務サービス
  6. オフィス防災
  7. 法務・知財
  8. PR
  9. 健康経営

出展企業数が一番多かったのは「HR EXPO」。人事労務・教育・採用といった分野では、最新ツールやサービスの導入で、業務を変革できる可能性が大きくありそうです。

「働き方改革 EXPO」も盛り上がっていました。クラウド契約やクラウド会計、名刺管理など有名なSaaSツールの巨大ブースや、RPAなどのDXサービスはもちろん、オフィスの什器やリニューアルなど、リアルなオフィスに関わる提案が多数、簡単設置できる防音ブースには、with コロナを感じました。

こちらの写真のブースは、有名タレントの写真が月30〜50万円でマーケティング活動に使えるというサブスクサービス。「こんな人まで!」という方々の写真が並び、会場でも目立っていました。

また、「健康経営 EXPO」はこの秋が初開催、最新の分野です。株式会社パソナは、オンライン健康推進室や女性の健康サポートプログラムなどを展示。関西広報100研究会のお仲間でもある株式アジャイルウェアは、従業員の運動不足を解消する福利厚生サービス「KIWI GO」をPRされていました!

お目当ての「PR EXPO」は・・・

さて、「展示会でリードを集めるようなPR向けサービスって何があるんだろう?」と、興味津々で、最奥の「PR EXPO」エリアに進みましたが、出展数は片手で足りる数(少ない!)。ちょっと残念な感じではありました。。。

とはいえ、出展内容はWEB社内報やブランディング、WEBサイトの多言語化といった、今求められているサービスばかり。特に、WEB社内報サービスは、PR以外の会場でもいくつも出展ブースを見かけました。社内広報はどの企業も注力している活動です。そのための最新ツールとして、WEB社内報にも、使いやすさや、社員同士の繋がりやすさ、社員に記事がどのように読まれてるかの分析など、多彩な機能を持った社内報ツールが登場していました。

WEBの多言語化サービスや、AI翻訳、WEB社内報サービスなど。最新ツールを使えば、情報発信も変わります

PR EXPO 特別講演「企業価値を高める戦略的広報」

お昼からは特別講演、電通PRコンサルティング 執行役員 企業広報戦略研究所 所長の阪井 完二氏が登壇、”企業価値を高める戦略的広報~「話題づくり」から「価値づくり」へ~”をテーマに、上場企業の広報担当者への最新の調査結果を交え、これからの情報発信のあり方についての約1時間の講演でした。

講演で紹介されていた「企業広報力調査」の最新結果は大変興味深く、調査結果をまとめたポイントのなかでも、以下2つは、ミライフの広報支援現場でも最近よく見る傾向だと感じました。

  • 担当する業務のテーマ、この8年で最も伸長したのは「CSR、SDGs」。 今後重視する広報活動1位は、「ESGやSDGsにおいて自社に期待される役割の把握・分析」

  • 重視する広報ターゲット1位「株主・投資家」、2位「顧客」、3位「従業員とその家族」は前回と同順位。「メディア」は「取引先」に次ぐ5位にワンランクダウン(5位←4位)

阪井氏は、この結果について、

コロナ禍、企業の社会性・公共性に注目が集まった。PRの語源であるパブリック・リレーションズの元々の意味に、活動が近づいてきた

といったことを話されていました。ミライフの活動でも、「CSR、SDGs」といった社会課題に、しっかりと向き合う顧客企業が増えています。サステナビリティ情報に関しては、国際的に開示基準を定める動きもあり、上場企業はIR観点でも注視しているようですね。

「従業員とその家族」を広報ターゲットとして重視するという結果も、最近の「社内広報」の強化の流れと一致しています。そのほか、「採用広報」の対象である「就活生」についても、重視する割合が年々増加しているそうです。

広報PRは、情報を起点とした企業価値創造のプロデューサーである

一過性の話題づくりでなく、自社が持つ「ファクト」をベースに企業の魅力を伝えていく活動が重要となっているという話では、すでにある「ファクト」だけでなく、自社の社会価値を創出するような「ファクト」づくりが、これからの広報活動には必要と力説されていました。

「広報PR部門は情報を起点とした企業価値創造のプロデューサーであれ」という言葉も印象的でした。

詳しくは、企業広報戦略研究所 編著の書籍「新・戦略思考の広報マネジメント 企業価値向上につながる“8つの広報力”の磨き方」もおすすめです。

久々のインテックス大阪でしたが、西山と森でブースめぐりの合間にランチをしたり、偶然お会いした関西広報100研究会のお仲間と屋台スイーツを食べたりと、「ミライフ 秋の遠足」気分で満喫しました。

ミライフは、独自の技術やサービスを持つ中小企業・スタートアップをマーケティングで支援します

ミライフは、広報・ブランディング・マーケティングの戦略策定から実行まで伴走支援するマーケティングの外部パートナーです。大阪・京都・兵庫を中心に全国のBtoB企業、中小企業、スタートアップの支援をしています。

マーケティング戦略広報戦略事業戦略などプラン段階から、広報のネタ探しメディアアプローチ取材対応などの実行支援まで、丁寧に柔軟にサポートします、ぜひお気軽にご相談ください。

無料カウンセリング(30分/月3社まで)も行っております。お気軽にお問合せください。

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