マーケティング相談あれこれ:ロゴガイドラインの策定

御社のロゴ、きちんと使い方を定めていますか?ブランディングの基礎、統一感のあるロゴ活用に欠かせない「ロゴガイドライン」に関するご相談事例をご紹介します。

ロゴの使い方、どこまで決める?

ご相談いただいたのは、関西のBtoB企業です。その企業では以前より、会社ロゴ使用は承認制として管理していました。ただ、ロゴの使い方の詳細は担当部署に任せており、例えば、拡大しすぎて解像度が低くなったり、コーポレートカラーと異なる配色で使用されていたりと、統一感のない使用事例が散見されていました。

このような状況について、ミライフにご相談いただき、ブランディング観点からご一緒に考えることになりました。

「ロゴガイドライン」策定から社内周知まで

まずは、担当部署の皆様とともに経営陣にヒアリングし、ブランディングへの思い、実現したい自社の姿などを確認。目的や意図を明確にしたうえで、やはり、「ロゴガイドライン」が必要ということになりました。ガイドラインの構成や、完成後の運用方法などについて、ミライフもご一緒に検討、ミライフ西山が過去に手がけた「ブロンドガイドライン」の事例をご紹介したり、公開されている他社の「ロゴガイドライン」をリサーチし、サンプルとしてご提供するなど、制作を伴走支援しました。

こうして完成した「ロゴガイドライン」を社内周知する説明会では、ブランディングに関するミニレクチャーを、ミライフよりご提供しました。

「ロゴガイドライン」導入にむけ、社内説明は丁寧に

「ロゴガイドライン」のような新たな取り組み導入の際には、社内メンバーに「面倒なルールが増えた」と捉えられないよう、活動意義をしっかり共有することが重要です。今回の事例では、BtoB企業特有のブランディングのポイントや他社事例、顧客企業でのこれまでの成功事例などを、説明会の冒頭でミライフからご紹介し、社員の皆様に必要性や効果をご理解いただくよう努めました。

説明会後の質疑応答では、ガイドライン活用に向けて、活発な意見交換が行われました。自社のロゴに誇りをもち、これまでの使い方を振り返り、改善していこうと積極的に意見交換される社員の皆様の姿勢が、とても素晴らしかったです!

全ての活動がブランドにつながる

アメリカマーケティング協会では、ブランドを以下のように定義しています。

モノやサービスを、他と異なると識別するための名前・用語・デザイン・シンボル等の特徴

BtoB企業の買い手であるビジネスパーソンにとって、人や組織も含めたその企業の活動全てがサービスであり、それらをBtoB企業のブランドとして認識しています。

製品、商品、WEBサイトやパンフレット、広告など対外的なモノだけでなく、社員一人一人の言動やメール、提案資料、立ち居振る舞いなどを含めた全てが、会社のイメージ、ブランドを形作っているのです。

会社の象徴であるロゴの使い方が統一できていなかったり、杜撰だったりすると、会社全体のマイナスイメージとして強く印象に残ります。「担当者レベルのやり取りだから」「限られた人にしか渡さない資料だから」と、日々の活動を軽く考えてはいけないということですね。

オムロンとダイキン工業、関西のグローバル企業のブランディングとは?

ブランド力のある企業はどこも、日々の活動で常にブランドディングを意識し続けています。

DAIKINロゴ使用上の注意点(一部)

例えば、ダイキン工業株式会社は「ロゴガイドライン」を積極的に活用しています。WEBサイトで「ロゴデータ」と「ロゴ使用マニュアル」を公開し、社会の関係者も使いやすい運用を徹底しています。

広告宣伝グループ長 片山義丈氏は著書「実務家ブランド論」で、以下のように断言しています。

かならすやるべきことは、ブランドロゴの見た目を揃えること

あらゆる接点で情報の一貫性が必要。そうでないと信用してもらえない

オムロン株式会社もブランド力の高い企業です。執行役員/グローバルインベスター & ブランドコミュニケーション本部長の井垣勉氏は、ブランドの重要性をインタビューで語っています。

これからのブランドは、新たな時代に向かって進んでいく経営の方向性を指し示す「羅針盤」

ステークホルダーと企業を繋ぐ 「約束」と「信頼」の証

ダイキン工業、オムロンとも、インターブランド社が発表する「Best Brand Ranking 2022」で50位以内にランクイン、関西が誇るグローバル企業として存在感を発揮しています。見習っていきたいですね!


ミライフ西山執筆の過去コラムでも、ブランディングの必要性をお伝えしていますので、ぜひご参照ください。

「激変する環境変化の中、会社を強くするには」(大阪日日新聞 2020年11月)

マーケティング、ブランディング、営業から経営戦略まで、ミライフでは総合的な支援をご提供しています。ぜひお気軽にご相談ください。

*相談は、該当企業がわからないよう、一部内容を変えています。


「マーケティング相談あれこれ」過去記事はこちら↓

マーケティング相談あれこれ:ブランド強者になるためのヒアリング

マーケティング相談あれこれ:ターゲットの理解

マーケティング相談あれこれ:商品の良さ、伝わってますか?

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