日本経済新聞社のセミナーに登壇:BtoB企業の広報マーケティングに有効

2023年4月17日に開催される、日経イノベーション・ミートアップに、西山が登壇する予定です。NPO法人生態会の事務局長として、関西のスタートアップの動向についてお話しします。

なぜ生態会は毎月イベントを開催するのか、どのように日本経済新聞主催のセミナーに登壇するようになったのか、このブログでご紹介します。

日本経済新聞社主催のセミナーに登壇します

 

BtoB企業の広報マーケティングに有効な、イベント

企業へ製品・サービスを提供するBtoB企業が、限られた予算の中で知名度を上げるには、イベントが有効です。それも自社単独ではなく、共催イベントがファン層を広げるには良いでしょう。NPO法人生態会は、関西のスタートアップを支援する団体で、対象となるのは関西のスタートアップと、それを支援したい大企業や行政、学校などです。スタートアップ成長が国の重要な戦略とされている昨今でも、小さなNPOが知名度を上げて支援者を増やすのは、難しいものです。生態会は3か月に一度の関西スタートアップレポート発刊を通して、関西中の起業エコシステム関係者に取材をしていますが、その情報を多くの人に知ってもらうために、毎月イベントを開催しています。当初は生態会のみで開催していたのですが、集客が難しく、参加者がたった一人と言うときもありました(その方には、大変満足してもらいましたが)・・・

様々な試行錯誤を経て、最近は同じ目的を持つ、大手企業や団体と共催でイベントを行うようにしています。大阪商工会議所、QUINTBRIDGE(NTT西日本)、関西情報センターなどと組み、ともに広報をすることで、認知度を上げています。参加者の中から、生態会の会員になった企業の例も多数あります。

逆に参加者を限定して、生態会の会員や理事だけで特定の目的に沿ったイベントを行い、深堀りした濃い内容を目指すこともあります。顧客との深い関係作りのために、限定イベントも有効です。BtoB企業の方は、自社の知名度向上に、イベントを活用してはいかがでしょうか。

 

日本経済新聞社主催のセミナーの企画実現のために

大手と組んでセミナーを行うのは理想ですが、そう簡単に実現するわけではありません。4月のこのイベントは、昨年11月の東京メディアキャラバンで日経新聞を訪問したことがきっかけで実現しました。(メディアキャラバンとは。過去ブログ

4か月に及び何度も日経新聞の担当者と話し合いをし、企画書を提出して、ようやく承認されました。他の登壇者との交渉、会場探し、日程調整などかなり大変でした。イベントページが公開された時は、ホッとして、ほぼ山頂に登った気がしました。が、これからが勝負ですね。

生態会だけでなく、関西広報100研究会や、子連れMBA ®、登壇者として呼ばれた大阪府のセミナーなど、毎月のように私はイベントの企画や参加をしています。分野は違えど、どれも「準備がすべて」「目的とターゲット選定の明確化が重要」「魅力的な登壇者をゲストに、参加者に新たな情報や気付きを提供する」など、共通するものを感じます。まさに、マーケティングのSTP(Segment Target Positioning)や4P(Product Place Price Promotion)を意識する必要がありますね。

 

ハイブリッド開催が参加層を広げる

2020年以降(コロナ後)、イベントはオンラインでの開催が増えました。気軽で便利な反面、名刺交換や質問・会話が十分にできず、人間関係の構築が困難です。しかし対面は、会場に来ることができる、時間的・物理的に限られた人の参加となります。オンラインと対面、ハイブリッド開催で双方の良さを生かすことが、現代において最も有効だと感じます。

しかし意外に、ハイブリッド開催に消極的なイベント主催者は多いようです。オンラインだけ、会場だけの方が、運営者は楽です。機材や投影スライド、WiFi環境に気を遣う必要がありません。しかし、ハイブリッド開催を何度か経験すれば、コツもつかめます。大切なのは参加者を増やし、知名度を上げること。満足度の高いイベントを開催し、関係強化をすること。がんばりましょう。

過去ブログ「マーケティング相談あれこれ:中小・スタートアップは、まず顧客を探す」

*なお、イベントといっても、「内覧会」「体験会」「試食会」「報告会」など様々な種類があります。今回のブログでは、専門性を伝えるセミナーを行い、その後にミートアップ(名刺交換・懇親会)の時間を作って関係構築をする形を、ご紹介しています。

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