「PR視点」で ”ニュースのタネ”を見つける

ミライフの森令子です。今日は「PR視点」について。

企業の、特にBtoB分野の中小企業のPRサポートの現場で感じるのは、「埋もれたまま、タイミングを外してしまう”ニュースのタネ”が本当にたくさんある!」ということです。

これまで積極的な情報発信をしていない企業では、担当者もいない・発信手段も承認フローも決まってない、、、と「ないない」づくしなことも多いはず。「PR」といっても何から始めるか、最初の一歩が難しいと思われるかもしれません。

ニュースを拡散し、メディアに取材してもらうための確率を上げる方法論(もちろん、PRの成功指標はメディア掲載量だけではありませんが)は数多くありますが、まずは「PR視点を持って、自社を見る事ができるか?」、これが第一歩だと思います。

例えば、「新規契約が決まりそう」「製品アップデートが近い」「社員向けのイベント開催」など、ビジネスの現場では様々な事が起こります。その一つ一つに新規性・社会性・季節性・ナンバー1/オンリー1などニュース化できる要素がないか、「PR視点」で探しまくるのです。見つからないなら、ニュース性を追加してしまいましょう。社内にあるのは、あくまでも”ニュースのタネ”、それを、自社の顧客が興味を持つ”ニュース”にする、という感覚です。

「PR視点」は、すぐに身につくものではなく、自社と社会の間の立ち位置を意識して、日々磨いていくしかありません。何から考えたらいいか分からなければ、まずは、掲載したいメディアを目標として設定してみてはどうでしょう? いきなり、「全国放送のニュース番組!」といった難易度の高い目標を設定するのではなく、例えば、地元の新聞、業界情報に特化したWEBサイトなど、可能性の高いメディアから始めると着手しやすいでしょう。掲載されている情報の傾向を知る、気に入った記事を書いている記者名をメモする、、、など、メディアを理解し、自社の情報がどうすれば掲載されそうかを考えることは、非常に良いトレーニングとなります。

ビジネスに影響力のある日本経済新聞。ミライフの地元・関西でも、日経新聞大阪本社が、はっきりとスタートアップの取材に力を入れる方針を打ち出しています。関西のスタートアップを精力的に取材し、昨年はなんと約80社ものスタートアップ・中小企業の取材記事を掲載したとのこと。

人気記事の傾向がわかる、まとめ記事がこちらです。

「PR視点」でメディアを読んでみるとは、例えば、こんな感じです。

「小さな会社でも、日経新聞に取材してもらえる可能性が高くなってる、これはチャンス!」
「”新技術”や”大企業との連携”は、いつでもニュースになる。我が社のA社との契約も発表できないだろうか?」
「昨年の注目は インバウンド、シェア ・・・。今、注目のキーワードは何だろう?」

  • 自社が紹介される可能性のあるメディアを見つける
  • どんな話題が注目されているかを知る
  • わかりやすいキーワードにする
  • そのキーワードと自社を繋げるストーリーを社内で探す

こうやって、メディアの興味関心を想像しながら自社を見直してみると、当たり前だと思っていたことが、発信すべき”ニュースのタネ”であることに気づくかもしれません。

PRはパブリック・リレーション、社会との関係性を作る役割です。ぜひ、社会と自社を繋ぐ架け橋となるべく、「PR視点」を身につけてください。