トレンドワードを利用して掲載率アップを狙う!「PR TIMES 上期企業トレンド調査」に見る人気ワード

先月、プレスリリース配信サイトの「PR TIMES」より、2023年上半期の人気キーワードランキングが発表されました。
「ChatGPT」4カ月で32倍!リスキリング、インバウンド…上期企業トレンド調査

PR TIMESキーワードランキング2023上半期 総合
PR TIMESキーワードランキング2023上半期 総合

14万件超のプレスリリース23万種のキーワードを分析したものだそうで、上位20位までが出されています。2023年上半期の1位は「DX」。2021年来の首位です。よく聞くキーワードのひとつではありますが、コロナ禍で急速に進んだ実感があります。ここ数年間トップにあり続けるということは、逆に言えばすぐに達成できるものではなく長期的な取り組みだということを表しているのかなと思いました。

DX化に関連するワードとして、上昇キーワードに挙がっていたのが「ChatGPT」。2月に登場して以来、あっという間に広まりました。私自身、毎日家族よりもChatGPTとの会話の方が長いのでは?というほど、なくてはならない相棒になっています。

例えば、リサーチ業務。「2025年までに新規開業する商業施設をピックアップし、表にまとめてください」というと、30秒で表が出来上がります。「縦軸は施設名、横軸は開業日、場所、規模、特徴」と指定すると、その通りにリサーチしてくれるので、とても便利です。ChatGPTは情報が古いので、私はbingの方をメインで使っています。情報のリソースまで提示してくれるので、この情報本当?という、ChatGPTあるあるも比較的楽にチェックできます。

プレスリリースやアイディア出しも、今のところ6割ぐらいの完成度でならできると思っています。ChatGPTで出したものを、人の手でブラッシュアップするというやり方が、今ところ最適解ではないでしょうか。

ちなみに、この記事は完全にオリジナルです(笑)

「ChatGPT」月別キーワード登録件数の推移とランキング順位
「ChatGPT」月別キーワード登録件数の推移とランキング順位

企業のChatGPTに関するプレスリリースを見てみると、既存のSaaSサービスにChatGPTの機能を追加するケースが多いようです。ただ「ChatGPTを搭載しました!」だけではニュースになりにくいので、「ほかにない独自性(他のChatGPT搭載系サービスとどう違うか)」「社会に与えるインパクト」にまで言及することが必要不可欠です。例えば、ChatGPTで「省力化」「効率化」ができ、「働き方改革に繋がる」というようなことが言えますね。

弊社でも先日ChatGPTに関する製品のプレスリリースをご支援させていただきました。
ChatGPTと自主トレアプリiRolePlayを連携【デュアルAI】がアイスブレイクからクロージングまでを音声で会話 関係性構築の効率化で営業成果UP

ChatGPTのトレンドを意識した構成にし、記者の注目を集めるようにしましたところ、PR・広報業界の月刊誌「広報会議」の目にも留まり、プレスリリースの書き方見本としてもご紹介いただけることになりました。

人気キーワードからプレスリリースネタを逆算する

DXやChatGPTはすぐに取り組めるようなものではないので、かなり難易度が高いキーワードだと思います。では、逆に取り入れやすいキーワードをランキングの中から考えてみます。

PR TIMESキーワードランキング年別比較(2019年~2023年)
PR TIMESキーワードランキング年別比較(2019年~2023年)

第4位「SDGs」
これも今や当たり前のように使われるキーワードの1つです。メディアでもSDGsの特集や枠は多く、比較的取り上げられるチャンスが多いと思います。ただ、チャレンジしやすい分、ライバルも多いです。自社の強みや特徴を生かした、本質的な取り組みである必要があります。

SDGsの17の目標について、ひとつずつ自社に当てはめて考えてみると、意外と既に取り組んでいることに繋がっていたり、すぐに取り組めそうなものがあったり、新たなきっかけになります。具体的な商品やサービスで難しい場合は、自社の内部での取り組みから考えることもできます。

SDGsというと、範囲が広く考えにくい!という方は、19位の「サステナブル」から考えてみてもいいと思います。

15位「コラボ」
こちらは2023年に限らず、定番のプレスリリースネタです。自社だけで出せるネタがない場合は、どこかの企業と組んで、新しい商品やサービスを生み出すことでニュースバリューを出します。その場合、メディアが大事にしている視点は「それによってどんな相乗効果が出るのか」です。ただコラボしました、ではなくそれぞれの強みを生かしたり、弱みを補完し合ったり、というストーリーが必要不可欠です。

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