【韓国ソウル・釜山】国と都市のブランディング(海外視察編)

2024年3月20日~24日、韓国のソウルと釜山(プサン)に行ってきました。韓国は今、日本から海外旅行先として選ばれる国のトップ!JTB総合研究所の「アウトバウンド 日本人海外旅行動向」によると、2024年1月の日本人の出国数は韓国が143,152人でトップ、2位のアメリカが127,274人です。私の友人も何人か、週末を利用してショッピングや推しのコンサートに行った、と言っていました。

海外旅行で考える、マーケティングのSTPと4P

私が講師としてマーケティング講座を行う際、海外旅行先のSTPと4Pを考えるワークをすることがあります。どの国にも、観光促進のために政府や民間企業が自国の魅力を伝えることに、しのぎを削っています。日本中にインバウンド観光客が増えたのも、2007年に観光立国推進基本法が施行され、訪日客数を25年までに3200万人に拡大することを目指して様々な施策がされたからです。

日本人観光客を例に韓国のSTPと4Pを考えると、こんなところでしょうか。

  • 【STP】Segmentation:近場で海外旅行をしたい人、Target:女性客、Positioning:手軽に異文化を感じて楽しめる化粧品やグルメ、K-Popの魅力
  • 【4P】Product:化粧品やグルメ、K-Popの魅力。Place:週末だけで旅行できる近さ。Price:円安でも比較的安くお手頃。Promotion:数々の観光情報(YouTubeビデオも大量にあります)

特にグルメは、韓国の大きな魅力!!日本でも私は韓国料理店によく行きますが、本場の味はたまりません。これだけを食べるために、何度でも行きたくなります。

建築を通じて、日韓の歴史を知る旅へ

今回私が参加したのは、まいまい京都の「韓国モダン建築堪能ツアー」です。600人を越える各分野のスペシャリストがそれぞれ独自の視点でガイドする、京都のミニツアーで、2011年に始まりました。ガイドやコースをどんどん拡大し、最近は東京や大阪の下町ツアー、さらには台湾など海外ツアーも主催されています。

中心メンバーの一人、阿比留優子さんと私は、ITスタートアップで、昔一緒に働いていました。彼女は初期の頃から、まいまい京都の運営に関わり、ガイド探しやツアーの実施、集客などに苦労されていた話を聞きました。しかし、ITに詳しい阿比留さんは、顧客管理システムのZOHOやX(旧Twitter)をフル活用して集客をし、ブラタモリや新聞テレビなど、数々のメディア紹介で認知を上げました。何より、ツアー自体が丁寧に準備され、奥深く、魅力的です。参加者の満足度が高く、東京など遠方からもリピーターが多数参加され、今では予約がなかなか取れない人気のツアーになりました。私もこれまでに、5回以上参加しました。

地方都市で、似たような活動をする行政や団体もありますが、継続がなかなか難しい状況です。まいまい京都はなぜこのような人気ツアーを実現できているのか、それについての講演依頼も多く寄せられるようです。

さて、今回の韓国訪問日程は下記となります。

【1日目】南大門→韓国銀行→旧ソウル市庁舎→徳寿堂→ソウル市立美術館
【2日目】ソウル駅→景福宮→現代美術館→民俗博物館移築韓屋→北村韓屋村→天道教中央大聖堂→昌徳宮→昌慶宮→ソウル大学医学部博物館→世運商街と消えゆく都市韓屋(若干割愛)

建築がメインテーマなので、屋根や壁の構造の解説に立ち止まること多々。韓国の宮殿や伝統的家屋、日式の影響など、一つの建物にもすごいこだわりがあるようです。ソウル駅を設計したのは日本人とのことで、そういえば東京駅に似ています(アムステルダム駅が元々らしいですが)。風水を重視した韓国では、背山臨水を理想とし、山からの気の流れを読み取って家屋を作るとか。屋敷は南向き、入口は南にあります。
ソウル医科大学博物館では、スタッフの方が「ガイドをしましょうか?」と、解説をその場で始めてくれたり。参加者で道路の仕事をされていた方が、「風水の考えは大切。日本でも昔から建築を避けられていたところに、現代技術で計算して道を作ってもなぜか事故が起きやすいことがある」と説明してくれたりと、面白い情報が色々得られました。

初めての釜山。日本と韓国の歴史と関係を物語る建築物がたくさん

【3日目・4日目】ソウル駅→高速鉄道のKTXで 釜山へ移動。百済病院→釜山気象観測所→ジュング文化館 →釜山近現代歴史館→漢城1918→東亜大学石堂博物館→臨時首都記念館→釜山鎮日新女学校→文化共感水晶

釜山は日本人が長く住み、日本瓦をそのまま使った住居やレンガの和洋韓建築なども、見られます。朝鮮戦争では一時韓国の首都となりました。その当時は大量の避難民を抱え、苦難の時代があり…街の中のモニュメントは、一般の人の苦労の日々を忍ばせます。食糧難の頃に蕎麦粉の代わりに小麦粉で作った冷麺は、今は釜山名物のミルミョンとなりました。細麺で喉越し良し。ハサミで麺を切るという豪快さです。

韓国の文化や歴史にふれ、さらに理解を深めたいと思った旅でした。

足を運んで、見て、聞いて、感じることで新たな魅力を発見

日本にいても韓国の情報は日々入ってきますが、やはり行ってみて分かることも多いもの。韓国のマツキヨと言われるほど、至るところで見かける「OLIVE YOUNG(オリーブヤング)」。化粧品やメイク用品などがたくさん売っていましたが、あまり詳しくない私はどれを買おうか迷うばかり・・・そんな時、「OLIVE YOUNGでNo.1!」と棚に表示が目につきました。シートも1枚増量になっているというキャンペーンにつられ、こちらのシートマスクを購入しました。

OLIVEYOUNGで最も人気という、TEATREE

選択肢が多すぎると、何かに頼らなければいけません。そんな時、「一番売れている」「有名人が使っている」などの情報は、購入の決め手になります。まさに4Pのプロモーションの効果ですね。ちょうど今、クライアントの商品がNo.1であるかというリサーチを企画しているので、それのヒントにもなった買い物でした。

ミライフは、独自の技術やサービスを持つ中小企業・スタートアップをマーケティングで支援します。英語対応も可能です。

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