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Withコロナの広報
ミライフの西山が代表を務める関西広報100研究会には、メンバーが手掛けた広報事例、メディア最新状況などの共有、さらに広報担当同士の貴重な交流の場として、数十人の広報担当者が入会、隔月ごとに研究会を開催(現在はオンライン開催)しています。環境が変化し続ける今、他社の仲間と刺激を与え合い、励まし合いながら、毎回、多彩なテーマをメンバーが持ち回りで企画しており、西山はもちろん、ミライフ森も会員として、毎回の会を楽しみにしています!
コロナ禍で、例えば、新商品の発表など、広報・PRの大きな山場となる施策自体が、中止や延期となったり、突然の変更が必要になるなど、この数ヶ月は、危機対応力が大変重要な状況でした。ミライフでも、顧客企業と緊密に連携し、マーケティングプランの修正提案を重ねて、実行してきました。他社の状況が見えにくくなる、このような時期こそ、研究会のような場で企業や業界を超えた知見を共有しあう意義は非常に大きいと感じています。
前回8月の研究会は「Withコロナ時代の広報」をテーマに、放送作家 吉村智樹さん、Webマーケティングメディア「ferret」編集者 讃岐 勇哉さん、某TV局記者さんと、第一線で活躍するメディアゲスト3名が登壇したほか、会員企業の事例などから危機管理広報についても学びました。
Withコロナで取材手法も日々変化!
メディアゲストからは、緊急事態宣言のなか、どのように取材活動を継続していたか、感染拡大防止に留意しつつ、現在どうやって番組や記事制作を進めているかなど、リアルなエピソードを色々お話いただきました。オンライン取材や、撮影現場でのソーシャルディスタンスなど「3密」を避ける取材対応は、この数ヶ月ですっかり定着してきましたが、取材に至るまでのメディアアプローチの場面でも、
- 外出しにくい状況で、取材ネタをSNSで探すことが増えた
- オンライン取材の場合、企業が用意する画像やデータが、これまで以上に重要
- オンラインなら東京にいても、大阪での取材が気軽にできる。
といった、メディアゲストからのコメントに、明日からの広報活動へのヒントを数多く発見できました。
危機管理広報のリアル!シナジーマーケティング社の事例共有
コロナ禍、情報発信が止まってしまった企業も多かったはずですが、危機管理広報の基本をしっかり実践していた企業は、さらに組織力を強めている様に感じます。そのような好例として、関西広報100研究会 会員の広瀬陽子さんより「コロナ禍でのシナジーマーケティングの広報」について事例紹介いただきました。
同社は、2〜7月に9件もの「新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策」に関する「お知らせ」を発表、また、クラウド型 総合顧客管理(CRM)システム「Synergy!」に関して、2020年5月に以下のようなニュースリリースも発信しています。
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緊急事態宣言のなか、広報の最前線にいた広瀬さんは
- 社長との密なコミュニケーション
- 目的を真に理解し、方針策定
などを心がけていたそうですが、「社員が自主的に”これは広報に知らせておこう”と動いてくれたこと、情報が広報に集まる流れをつくっておけたことが、非常に助けになった」と、日頃からの積み重ねを強調されていました。さらに、コロナ対策など緊急対応において、事業戦略を見通した思考、対応を行うことの難しさも感じたとのことでした。
全社的なテレワークにより、社内のコミュニケーションや意思決定が見えにくくなったという話は、いまでもよく聞かれます。広報活動の基となる”社内情報”をしっかり把握するには、日頃から、社長から現場まで、社内が広報の必要性を理解していることが重要です。「正しい情報を最速で入手する」「戦略に基づき発信する」といった情報発信の基本は、常に忘れず、着実に実行していきたいですね。
今後も、様々な企画を予定している関西広報100研究会、最新回は、2020年10月14日開催の第52回「コロナ禍の広報白書」。「コロナになってから、みんななにしてるん!?」という率直な疑問に答えるべく、コロナ禍でも広報活動に励んでいる、研究会メンバー各社の最新事例が多数発表されました。入会は紹介制です。ご興味ある方は、関西広報100研究会のHPから、ぜひお問い合わせください。
ミライフは、独自の技術やサービスを持つ中小企業・スタートアップをマーケティングで支援します
ミライフは、広報・ブランディング・マーケティングの戦略策定から実行まで伴走支援するマーケティングの外部パートナーです。大阪・京都・兵庫を中心に全国のBtoB企業、中小企業、スタートアップの支援をしています。
マーケティング戦略や広報戦略、事業戦略などプラン段階から、広報のネタ探し、メディアアプローチ、取材対応などの実行支援まで、丁寧に柔軟にサポートします、ぜひお気軽にご相談ください。
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